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広島大学ダイバーシティ研究センター

性の多様性 - セミナー・イベント

当センターが関わったセミナーやイベントの情報を公開しています。

2022年度

性の多様性についての公開セミナーを共同主催
2022年11月8日@広島大学総合科学部&Zoom

多様な性の視点でつくる学校教育

男女共同参画セミナー「『普通の性』をとらえなおす」
主催:広島大学男女共同参画推進室、ダイバーシティ研究センター
内容:佐倉氏自身の経験を交え、アニメなどの身近な例を引きながら、「性別とは何か」「好きという気持ち」「心と体と自己認識」などについてお話を伺いました。「普通」にとらわれない、すべての人のありのままが尊重される世界をめざすうえで何が求められるのかを考えました。


報告:会場およびオンライン配信で約60名が参加しました。終了後のアンケートでは「性が多様であることは自分で分かっていると思っていても、やはりまだ無意識に男女を前提に考えてしまうことがあるので意識的に変えていきたいと思った」、「性別=解釈という考えが印象的だった」、「『LGBT』を理解することがジェンダーを理解することであると思っていたが、それよりも『多様な性』を抱えて生きているということが大事だと分かった」などの感想がありました。

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性と障がいをテーマにした映画の上映会を主催
2022年9月21日@オンライン

『ジンジャーミルク』を教養科目「ダイバーシティ概論」で視聴すると同時に、学内限定で上映しました。

主催:広島大学ダイバーシティ研究センター&広島LGBTsサークルLight
公開日時:<上映会場教室スクリーンで視聴>2022年9月21日14:00~15:00、<オンデマンド>2022年9月21日9:00~23:59

監督・脚本・編集:今井ミカ
出演:宮岡直紀、玲央、中嶋秀人、岡林愛
2021年/日本/日本手話・日本語/英語字幕・日本語字幕/60分
ウェブサイト:https://mika-imai.com/news/ginger_milk/
内容:「自分はゲイかも」と玲衣は友人の健斗にカミングアウトされる。2020年4月コロナ禍で緊急事態宣言が発令され、生活の変化を強いられながらも、大学生活を送るろう者と聴者の4人の姿を描く。彼らの甘くて辛い想いが交差した複雑な四角関係を綴るヒューマンドラマ。(映画のサイトより)

2021年度

性と障がいをテーマにした映画の上映会を主催
2021年9月22日@オンライン

性と障がいをテーマにした映画の上映会

教養科目「ダイバーシティ概論」で視聴すると同時に、学内限定でオンデマンド公開しました。

主催:広島大学ダイバーシティ研究センター&広島LGBTsサークルLight
公開日時:9月22日9:00~23:59

Ⓒ2018 JSLTime、配給:フィルモット、提供:シュアール、企画・制作:JSL Time
監督・脚本・編集:今井ミカ、撮影:湯越慶太、音楽:門傳一彦
出演:長井恵里 小林遥 玉田宙 佐藤有菜 ノゾム 菊川れん 高木里華 太田辰郎 ほか
63 分 日本手話・日本語字幕
公式ウェブサイト https://nijiasa.com
ストーリー
ありのままの自分でいたい。ありのままで生きたい ── 群馬の手話サークルで知り合ったろう者の華とあゆみ。華は初めて同性に惹かれ戸惑うも、あゆみと交際することになる。後日、華は実家へ帰り、両親にあゆみとの交際について話すと、いつでも 味方だった母親から拒絶されてしまう。母親の態度に華はショックを受けるが、あゆみとの関係を断ち切ることがどうしてもできない。苦しんでいる華を見かねたあゆみは、東京で開かれる“ろう者の LGBTQイベント”に華を誘う。そこには、悩みを抱えつつも前向きに生きる、ろうのLGBTQの人たちが集っていた。それぞれが今まで乗り越えて来た苦難を聞くうちに、初めは緊張していたふたりも、次第に心を開いていく…

2020年度

性の多様性についての公開セミナー共催
2020年11月6日@広島大学総合科学部&Zoom

多様な性の視点でつくる学校教育

男女共同参画セミナー『多様な性の視点でつくる学校教育』
主催 男女共同参画推進室とダイバーシティ研究センター
内容:同性愛を公表し公立中学校で教員を勤めた後、「性の多様性を学校現場でどう教えるか」をテーマに研究、講演活動に取り組んでこられた眞野豊先生を講師に迎え、「多様な性」という視点からみた今の学校についてお話しを伺います。


報告:会場およびオンライン配信で約50名が参加しました。終了後のアンケートでは「学校教育で性の多様性や性が人権であるということを教えることの重要性を感じた。」「理解していると思っていたがまだ全然理解が足りていなかったことを痛感した。」「当事者・現場の方のお話を聞ける貴重な機会だった。」などの感想がありました。

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性の多様性を考える「ドキュメンタリー映画上映会+意見交換会」を主催
(2020年9月25日@広島大学総合科学部K103)

当センター主催、インキュベーション拠点「ダイバーシティ&インクルージョン科学の構築と実践のための研究拠点」共催

教養科目「ダイバーシティ概論」の一環として、『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき――空と木の実の9年間』(2019年、Musubi Productions制作)を学内限定で上映しました。上映後は、主人公の小林空雅さんをゲストとして迎え、意見交換会をしました。

その後、広島の活動家と研究者で小林空雅さんと意見交換会をしました。参加者は以下の通りです。
河口和也 (修道大学・教授)
當山敦己、高畑桜(「ここいろhiroshima」共同代表)
城英介(“人間と性”教育研究審議会広島サークル代表幹事・中国ブロック幹事)
坂田桐子(インキュベーション拠点「ダイバーシティ&インクルージョン科学の構築と実践のための研究拠点」長)
当センター長

2019年度

性の多様性について知ろう第2弾「LGBTQ+ドキュメンタリー上映会 『私はワタシ』」主催
(2020年1月24日@広島大学総合科学部)

性の多様性について知ろう第2弾「LGBTQ+ドキュメンタリー上映会」

「性の多様性について知ろう第2弾」として、『私はワタシ』(2017年、一般社団法人Get in touch制作)を上映しました。学生サークルplanet inclusionと共同で主催しました。

図書展示「性の多様性を知ろう」主催
(2020年1月20日〜2月7日@広島大学中央図書館&西図書館)

図書展示「性の多様性を知ろう」

上映会とトークショーと同時期に、中央図書館と西図書館で図書展示を行いました。

「性の多様性を知ろう」ブックリスト(PDF)

LGBTQ活動家によるトークショーを主催
(2020年1月15日@広島大学東広島キャンパス内福山通運小丸賑わいパビリオン)

性の多様性について知ろう第1弾「ここいろhiroshimaトークショー@広大」

「性の多様性について知ろう第1弾」として「ここいろhiroshimaトークショー@広大」を開催しました。活動団体「ここいろhiroshim」の共同代表であり、「ここいろラジオ」(RCC毎週金曜21時~)のパーソナリティも務める當山敦己さんと高畑桜さんを迎え、「こころもからだもいろいろ、彩り豊かでええじゃん!」というタイトルのもと、学生サークルplanet inclusionと共同で主催しました。

大学祭の展示「ジェンダーとセクシュアリティーについて考える」を後援
(2019年11月2日、3日@広島大学総合科学部)

大学祭屋内企画「ジェンダーとセクシュアリティーについて考える」

大学祭の屋内企画として、資料展示と物語のディスカッションを、学生サークルplanet inclusion主催、当センター後援で開催しました

第2回LGBT+漫画展 協力
(2019年10月28日~11月8日@広島大学西図書館ロビー)

第2回LGBT+漫画展

学生サークルplanet inclusion主催、当センター協力で、第2回漫画展「漫画が描くいろいろな『性』」を開催しました。

第1回LGBT+漫画展 協力
(2019年7月1日~5日@広島大学西図書館ロビー)

第1回LGBT+漫画展 第1回LGBT+漫画展 第1回LGBT+漫画展

学生サークルplanet inclusion主催、当センター協力で、漫画展「漫画が描くいろいろな『性』」を開催しました。最終日には「性を描く漫画のビブリオバトル」をspace one・one cafeで開催しました。

性の多様性についての公開セミナー主催
(2019年6月19日@広島大学中央図書館ライブラリーホール)

性の多様性についての公開セミナー 性の多様性についての公開セミナー

アメリカのキンゼイ研究所グローバルアンバサダーのジェシカ・リンさんを講師に迎え、「トランスジェンダーの物語――ジェシカ・リンさんを迎えて」という講演をしていただきました。学生サークルplanet inclusionと当センターが共同で主催しました。

​学生向けの性教育セミナーを後援
(2019年6月7日@イベントスペース「Ripple」@東広島市西条)

性教育のセミナー「Sex-Education Party in Ripple」

学生サークルPlanet Inclusion主催、当センター後援で開催しました。

2018年度

性の多様性についての公開研究会を主催
(2019年3月14日@広島大学総合科学部)

「性の多様性と包摂についての研究――問題とされているのは何なのか」
主催 インキュベーション拠点「ダイバーシティ&インクルージョン科学の構築と実践のための研究拠点」と当センター

河口和也(広島修道大学・教授・連携研究者)
近年、LGBTをめぐる問題やダイバーシティ領域のなかで、セクシュアリティが注目されている。これまでも人文社会科学系のアカデミアはセクシュアリティ研究の領域に注目してきており、その学問領域のひとつに社会学がある。セクシュアリティ研究は、そうしたひとつの学問領域(ディシプリン)のなかだけで完結するものではなく、周辺の近接領域との交差をとおして、ある種の学際性をもって発展してきたともいえる。そうした学際性やアカデミアのインターフェイスを見据えつつ、おもに社会学領域におけるセクシュアリティ研究(レズビアン/ゲイ・スタディーズ、トランスジェンダー・スタディーズ、クィア・スタディーズなども含めて)がどのような課題に取り組んでいるのかを考察する。

安達菜穂子(大阪市立大学・研究員・連携研究者)
日本社会におけるLGBTの可視化が進むと共に、当事者が抱える様々な問題もまた人々に注目されるようになってきた。このような社会的風潮の中、心理学領域においてもLGBT含むセクシュアルマイリティへの関心は高まっており、心理学におけるセクシュアリティ研究は今まさに発展途上であるといえる。これから後、研究の継続的な発展を促しより芳醇なものとするために、また新たな研究者を育むために、我々はどういった課題に取り組むべきなのだろうか?心理学領域の国内外におけるトレンドを参照しつつ、その方向性を探っていく。

性の多様性についての公開講座を共催
(2018年11月6日@広島大学総合科学部)

男女共同参画セミナー「多様化するジェンダー・アイデンティティと日本社会」
男女共同参画推進室主催、当センター共催

石井由香理(東洋大学・助教)
近年,LGBTの人びとが有する権利への関心が高まり,社会問題への早急な取り組みが求められています。LGBTQと表記されることもありますが,Qとは何かご存知でしょうか。Qは,クイア(Queer)あるいはクエスチョニング(Questioning)などの頭文字をとったもので,「男/女」,「異性愛/同性愛」といった二元論で自己像を規定しない人たちのことを指します。本講義では,特にジェンダーに焦点を当て,自分の性自認を男性とも女性とも決めかねる人たちの自己像の特徴についてお話し,日本社会を構造づけている男女二元論を問うこととします。